石材店も知らない!?墓石に彫ったらいけない言葉
墓石には基本的に、何を彫っても構わないとされています。
石材店の方に依頼をする際にも、何の問題もなく、依頼した通りに彫刻してくださる方が多いでしょう。
ですが実は、気軽に彫っている文字が問題となることも多く、墓石に彫ってはいけない言葉もあるという事を頭に入れておかないといけない場合があるでしょう。
例えば最もNGな文字が、歌の歌詞です。
歌の歌詞を墓石に彫刻するという方も少なくありませんが、基本的に著作権がありますので、著作権侵害で、訴えられてしまう可能性があるでしょう。
ご本人は既にお墓の中ですので、訴えられる対象は、遺族となります。
損害賠償請求や、墓石の撤去などを求められ、遺族に多大なる負担がかかる可能性が高いため、彫ってはいけないワードもあるという事を、よく頭に入れておきましょう。
石材店の方に確認をしても、知らないことも多いため、依頼の際には自分自身がしっかりとすることが重要になります。
墓石には基本的には好きな文字を彫ってもOK
著作権侵害に当たる歌などの場合でも、許可さえとれば、彫刻をすることは可能です。
歌の権利関係がどこにあるのかを調べて、レコード会社などの団体に確認し、許可を得ることが出来れば、利用が可能になるでしょう。
利用をする際には、許諾料金を支払わなければいけない場合がほとんどです。
具体的な手続きの方法は、レコード会社などによっても異なりますので、しっかりと確認をしたうえで、彫刻の手順を踏むようにしてください。
許可を得る前から作成をしてしまい、作成してから許可が下りなかったとなっては元も子もありません。
必ず石材店に依頼をする前に、許可を下りるように相談してみてください。
墓石のデザインや文字など、個性を出せる場所はたくさん
墓石に彫る文字で自分らしい言葉を遺したい、自分の人生を表したいと考えている方は多いかと思います。
ですが墓石に彫る文字だけが、墓石に個性を表す方法ではありません。
例えば、墓石のデザインや文字、彫刻に何を彫るのかなどでも、自由に選ぶことが出来ますので、その点で個性を表すことも難しくないでしょう。
文字の色を変えることも、墓石に利用する石材を選ぶことも可能ですので、自分好みにカスタマイズして、墓石作りを行ってみてください。
ただし、彫刻などの際に注意が必要なのが、こちらも著作権侵害に値しないようなものを彫刻することが重要という点です。
近年著作権侵害の問題は非常にシビアになっていると言えますので、自分自身が気を付けないと、遺族に迷惑をかけてしまう恐れがあるということを、頭に入れておきましょう。