遺影撮影は生前に行うのが吉!

遺影は家族の生涯残る写真

自分の最後の姿として、お仏壇などに飾られる、遺影。
そんな遺影ですが、事前に用意をしておかないと、ご遺族が写真選びに苦戦し、あまり質の良くない写真を使わざるを得ない状況に陥る場合もあります。

遺影は自分の死後、自分の生前の姿として残り続ける写真ですので、自分の納得のいく写真を撮影することが大切です。
普段からあまり写真を撮っていない方の場合は特に、写真が残っておらず、何十年前の写真を使わざるを得ないような場合もあるでしょう。

遺影は終活の際に、事前に自身で用意をしておくことが重要です。

遺影写真専門のプランがあるスタジオも

終活の際に遺影を事前に撮影したいという希望者が増加傾向にあることから、写真スタジオなどで、遺影専門のプランを用意している所も少なくありません。
最後に素敵な写真を飾ることが出来るようにと、ヘアメイクを含め、全力でサポートに当たってくれる場所が多いでしょう。

スタジオによっても異なりますが、写真撮影は1万円前後で撮影できる場所が多いため、価格も負担がかからない点が魅力と言えます。

遺影写真と同じタイミングで、家族写真を撮るというご家族も少なくありません。
遺影写真撮影後、家族全員で写真撮影を行うことで、より深い思い出を作ることが出来るでしょう。

遺影撮影の際に気を付けること

遺影を撮影する際には、服装などの決まりは特にありませんが、基本的にバストアップの写真になりますので、ある程度きちんとした服装をすることをおすすめします。
あまりにも露出が激しい服装や、ジャージなどのカジュアルすぎる服装はおすすめできませんので、自分のお気に入りの服装で撮影に臨むようにしてください。
きちんとした写真に見せたい場合は、紋付き袴や黒留袖などの格の高い礼装がおすすめです。

また、遺影撮影をする際に、別人レベルで化粧を濃くしてしまうと、生前の顔が全く認識できなくなる可能性があります。あくまでナチュラルメイクを心がけて、自然な表情を作ることが出来るように、写真撮影に臨みましょう。

ご遺族に内緒で写真撮影を行う場合は、あらかじめ、遺影として使ってほしい写真はどれか伝えないと、せっかく写真を撮ったにも関わらず、気が付かれない可能性があります。
写真撮影後は、写真、またはデータでもらうことが出来る場合が多いですので、現像方法をよくスタジオに確認しておきましょう。
撮ったスタジオの情報も合わせて教えておくことで、いざとなったら、スタジオに連絡してもらって、何かと対処をしてもらうことが大切です。

遺影写真はこのように、撮影の際に注意すべき点があることも、頭に入れておきましょう。